本サイトではより多くの方に快適に利用して頂ける様に、アクセシビリティ面を充分に考慮したコンテンツの提供を心がけております。その一環として、閲覧対象コンテンツの全てにスタイルシートを使用して制作しております。現在閲覧に使用されているブラウザには、当方制作のスタイルシートが適用されておりませんので表示結果が異なりますが、情報そのものをご利用するにあたっては問題はございません。

アベノミクスの第三の矢として掲げられた成長戦略の中でイノベーション創出実現に向けた情報通信技術政策の在り方等が議論され、医療等分野におけるICT化促進が掲げられています。世界に冠たる医療等分野でのデータベース構築により医薬品等の安全対策の充実や研究開発の飛躍的な促進も期待されるなど、今まさに、ビッグデータ・人工知能時代が始まりつつあります。最近では、遺伝子解析によって新たな治療機会が見出された患者さんの姿や再生医療等製品の応用技術がメディアを通じて紹介され、新しい医療に対する期待は一層膨らんでいます。

この様な中、本年の日本年会においては、昨年に引き続き患者志向の医薬品開発をさらに進めるために、人工知能やビッグデータ、特に医療情報やゲノム情報の利用が次世代の医薬品開発にどのように影響していくか、これからの医療がどのような方向に向かっていくのかについて、多様な角度から議論を展開していきます。基調講演では、帝京大学 澤 智博先生、並びに、2016年にノーベル医学生理学賞を受賞された東京工業大学 大隅 良典先生にご登壇いただき、お話しいただく予定です。

一般セッションでは多彩なトピックを予定しています。まず、人工知能(AI)やビッグデータ関連では、デジタルツールの応用による医療品質向上、モバイルアプリによるデータ大規模集積、デジタルヘルスの治験への活用などのセッション、開発から市販後安全性対策での疾患レジストリーや医療データベースの利活用などのセッションを計画しています。今年は医療データベース活用を鑑みGPSP改正も予定されており、市販後安全対策への活用の実運用に向けても議論していきます。薬事関連では、革新的な医薬品への早期アクセスを実現する薬事環境のイノベーションや、更なるグローバルハーモナイゼーション促進の期待が高まる中において、ICHや薬事規制関連トピックなどの議論も展開していきます。10月には薬事規制当局サミットの開催も予定されており、ホットな話題提供も期待されます。また昨年に引き続き患者志向の医薬品開発のあり方について、産官学に患者さんを交えた視点で議論します。更に、最適使用推進ガイドラインによる医療現場の変化、抗がん剤や希少疾患・再生医療等製品・バイオシミラー等の開発戦略、RMP・添付文書・リスクコミュニケーション(医療現場のニーズを踏まえた医療情報提供のあり方)やメディカルアフェアーズ・HTAなどに関する話題、Quality Management・治験オペレーションや医療機器にも着目します。その他、産官学連携やアカデミアによる様々な取り組み、教育的セッションなど、多岐にわたるテーマと視点から、次世代へ向けた期待と課題が見出せるような議論の場を提供いたします。

DIA日本年会での議論が、患者さんの期待に本当に応える価値ある新たな医療の提案に繋がることを願います。皆様のご参加をお待ちしています。

第14回DIA日本年会の注目セッションをご紹介します!

.

過去の参加者の声

PMDAの方々との直接の対話
「PMDAの各部門の代表者の方が登壇されて行われる『PMDAタウンホール』では、フロアからの様々な質問や意見にもその場で回答をしていただけたので有意義なセッションでした。普段はなかなか直接PMDAの方に質問はできないので、DIA日本年会のPMDAタウンホールは貴重な場となっていると思います。」

新たな人脈形成の場
「はじめてDIA日本年会に参加しました。弊社からは1人での参加でしたので、会場で誰ともお話しすることはないと思っていましたが、2日の夜に開催されたチャッティングセッションに参加したところ、多くの方と名刺交換ができ、また自分の業務に関したHot topicについても産官学の方々と意見交換することができました。」

普段はなかなか聴くことができない演題
「DIA日本年会では日本人の方に加えて、海外でご活躍の著名な方の講演も聞くことができるので、毎年楽しみにしています。FDAをはじめとする他国の規制当局の方の講演を日本で、しかも生で聞くことができるのはDIAならではだと思います。DIAが中立的な組織であり、演者や参加者の方からは、普段思っていることや将来への期待などについて、個人の意見として、率直に、オープンに発言してくださるので面白いです。」

ほとんどのセッションでパネルディスカッション!最後まで集中して楽しめる。
「DIAが他の学会と異なる点は、ほとんどのセッションでパネルディスカッションの時間が組まれていることだと思います。演者が一方的に講演し、座長が1つ2つ質問して、時間があればフロアから1つくらい質問を受けるというのが、通常の学会だと思います。しかし、DIAでは演者同士で質問し合う、座長が演者(パネリスト)に質問を投げかけて議論が広がっていくということがされています。フロアから質問したいのだけど躊躇することが多いのですが、このようにパネルディスカッションをしていただけると、多くのフロアの人が聞きたい質問もステージ上で展開していただけるので、最後まで集中して楽しむことができます。」

幅広いトピック、レベルも様々なセッションが用意されている
「薬事規制や戦略的な課題を議論するハイレベルなセッション、実務者が直面している課題について意見交換するセッション、さらには研修的要素を取り入れた初心者向けセッションまで、参加者が自分のレベルに合せてセッションをチョイスできるのは助かります。また、薬事や臨床開発のみならず、CMCやメディカルアフェアーズなどのトピックも取り上げられており、広範囲に最新状況を把握できます。」

患者さんとの対話の機会
「企業に勤務している者は、患者さんの声を直接伺うことは難しい。しかし、DIA日本年会では患者さんが演者としてご登壇されるセッションもあり、医薬品などに関するステークホルダーがそろった状態で今後について語りあえる場は大変貴重である。」