DIAとは

DIA とは、医薬品、医療機器、再生医療製品をはじめとする医療用製品の研究開発、ライフサイクルマネジメントにおけるイノベーションの実現をサポートするために教育活動および規制当局・企業・アカデミア・患者との間の立場を超えた情報交換やディスカッションの場を提供するグローバルな非営利団体です。世界中で創薬、開発、薬事、安全性、CMC、PM、DM、統計など様々な専門分野の専門家、一万数千名の会員を有しています。

DIA の特徴

DIA の活動は世界中の規制当局、企業、アカデミアの方々のボランティアベースの活動により運営されています。また、運営資金は企業などからの寄付は一切受け付けず、個人会員からの年会費や主催する会議やトレーニングへの参加費によってのみ支えられており、極めて中立性が高いのが特徴で、それを活かし、規制当局・企業・アカデミア・患者が、研究開発、ライフサイクルマネジメント、レギュラトリーサイエンスに関して、立場をこえて、オープンな意見交換を行うことができる中立な場や教育活動を提供しています。
その結果、課題解決につながる新しい考え方やイノベーション促進のために役立つ人的ネットワークが生まれることをサポートしています。

歴史

DIA は、Drug Information Association という名称で、1964 年、サリドマイド事件を憂慮した約30 名のメンバーによって米国で設立されました。設立当初は医薬品に関する情報交換活動を目的としていましたが、その後活動分野を拡大し、現在では医薬品、医療機器、再生医療製品をはじめとする医療用製品に関する創薬、開発、薬事、安全性、CMC、PM、DM、統計などについての会議やトレーニングコースの開催などを行っています。
発足から50 年以上を経て、DIA はオフィスをワシントン、バーゼル、東京、北京、インドに設立し、米国、欧州、アジア、中東、アフリカなど80 カ国を超える世界各国へと活動を拡大しています。

DIAの掲げるビジョンとミッション、そしてコア・バリュー

DIAの組織構成

DIA は、理事会(Board of Directors) 及び地域諮問委員会(Regional Advisory Council) により運営されています。
理事会メンバーは会員による選挙で選出され、DIA の全般的な運営方針、基本戦略、基本政策目標の策定を行います。
地域諮問委員会は地域毎に設立され、それぞれの地域に合った運営方針と戦略案の提供及び理事会への助言を行います。米国、欧州、日本、中国、インドのDIA オフィスがこれらの活動をサポートしており、各DIA オフィスには、理事会、地域諮問委員会が策定する方針、戦略に基づく年間計画の実行のための、日々の業務を行うスタッフがいます。

グローバルにおけるDIAの活動内容

◆ 会議、ワークショップ、トレーニングコースの実施

米国、欧州、日本、中国、インド、東南アジア、アジア太平洋地域、アフリカ、中南米、中東など、世界各地において、様々な会議、ワークショップ、トレーニングコースなどを開催しています。

◆ 年会の開催

DIA が各地域ごとに年1回開催する、医薬品、医療機器、再生医療製品を始めとする医療用製品の創出から開発、ライフサイクルマネジメントに関する専門家のための会合です。規制当局・企業・アカデミア・患者さんが一堂に会し、立場によって考え方に違いのある課題や最新のトピックスについて幅広い講演や議論を提供する会合はなく、非常に高い評価を受けています。
年会は米国を始め、欧州、日本、中国、インドにおいても開催されており、国際的テーマと共に各国固有のテーマについても情報交換や議論がなされています。(開催時期:Euro年会 – 毎年3~4月、中国年会 – 毎年5月、US年会 – 毎年6月、日本年会 – 毎年11 月)
また、年会には展示会場が併設され、医療用製品の開発、ライフサイクルマネジメントをサポートする製品やサービスを提供する企業やアカデミア、規制当局が多数出展しています。

DIA Global Websiteへ

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